「どうぞ!!」



扉を開けると



1面ピンクだった。



うわ、凄い。


「可愛い部屋だな!」


カナの横に座ると


カナが照れ臭そうに下を向いた。


「この部屋に入ったのこれで3回目なんだ!小さい時から病院だったからさ。なんだか、慣れてないから人の部屋に居るみたいで」


…そうなのか。


俺もそのくらいかもしれない。



自分の部屋なのに妙に落ち着かなくて



リビングにいる事が多かった。



「でも、お母さんとお父さんが可愛くしてくれたんだ!カナのために」



「そうなのか。優しいな。カナの親御さん」



色々話していると、おばさんが


ジュースとお菓子を持ってきてくれた。