初恋の始まりは病院で。

カナ、大丈夫かな。












俺は自分の病室に戻っても












カナのことばかり考えていた。













カナはよく言う。











『たっくんは自分の事心配して!私は大丈夫だから』











んな事できねぇよ。











カナは優しい。











俺のちょっとした事にさえも気付く。










カナに手紙を書くことにした。












別に深い意味はない。











【カナへ。カナ、元気か?俺は元気だよ。無理すんなよ、自分の事、もっと大切にしろ。俺、カナと生きてぇからよ!】










数行だったが、これが精一杯だった。











手紙なんか滅多に書かねぇし。











明日、渡しに行こう。











そう考えると、













遠足に行くガキみてぇに










興奮して眠れなかった。