初恋の始まりは病院で。

春が来た。









桜がひらひら舞っている。











「桜だ…。」











俺は、窓から身を乗り出し、











桜を1枚取った。











綺麗な形をしていた。











…俺とカナはあと何年桜を見れる?












そんな事さえも考える。











考えたくもないのに。










勝手に考えてしまう。











「カナにもあげよ。」












そう、呟きまた身を乗り出し










桜を1枚取った。











カナの病室に行こ。











そう思い、桜を優しく握り












カナの病室を目指した。