初恋の始まりは病院で。


「お風呂気持ちよかった!!!」






僕は、ルンルン気分で、






廊下を歩いていた。






「たっくん!!!!!!!!!!」





前からはカナちゃん。






それだけで僕のぽっぺたは緩む。






「あれ…?お風呂入ったの?」





僕の服装がいつもと違うのを





感じとったのか聞いてきた。







僕はうんうんと頷いた。






「いーな!!!カナも入りたい」




ぶーっと口を膨らませ





僕を羨ましそうに見ている。





「カナちゃんが良くなったら松村せんせいにたのんでみたら?」





「うんっ!カナ、よくなってお風呂入る!!!」






ニコリと笑ったカナちゃん。




頑張ろうね。一緒に。