無愛想なヒーロー





「え、美雪!それってまじで?」

「うん」

「ほんっとごめん!そうなるとは思わなくて…」

「だ、大丈夫だよ!!先輩すぐ帰ったし!ねっ?」


「うん…」

私は昨日の出来事を結子に言った
どうしよう

違う
私は結子にそんな顔をしてほしかった訳じゃない

結子の事だから自分の事を責めることは分かってたはずなのに!

私馬鹿だ…

「私は全然大丈夫だからっ!ね?」
「ごめん」

「ケーキバイキング連れってってくれるんでしょ?」

「もっちろん!」

ケーキの話になると私も結子も明るくなる
似た者同士だ!