俺、共犯者と秘密共有中。

 放課後は聖也と共にハンバーガーショップへと向かった。


 適当に軽食を頼んで、2人掛けのテーブルに置いた。


 向かいに座る聖也は、先程から少し落ち着きがない。


 正直俺も知らせが気になって冷静ではいられなかった。


 とりあえず急かすのもよくないと思い、何気なくポテトを口に運ぶ。


 すると目の前で聖也が、シロップを入れ忘れたコーヒーをブラックのまま飲んで、苦い顔をしながら軽く嗚咽していた。


「苦っ!」

「……バカ。」


 そして気を取り直して、味を整えてからもう一口コーヒーを飲んだ聖也が、こほん、と咳払いをひとつした。


「……えっと、悪い知らせからだっけ。」


 聖也は、いつになく神妙な表情をしていて、俺は気構えして、唾を飲み込み、深く頷く。


 すると聖也は、何か重い話なのか、一旦唇を結んで、さらに深呼吸もして、俺の目をまっすぐと見つめた。


「俺ね、美咲と別れたんだよね。」


 俺の頭の中に、強い衝撃が走って、そんな俺を置いて、聖也は更に、予想外な言葉を並べる。


「それでさ、……俺もう、全部知ってるんだよね。お前と、美咲のこと。」