俺、共犯者と秘密共有中。

 狭いシングルベッド、落っこちそうになりながらも、俺はなんとか体制を整える。


 室内は、オレンジ色の間接照明の明かりだけが灯っていた。


 ……さっき、寝ようという話になった時、ソファで寝ると言った俺に対して、美咲ちゃんがそれならわたしが、といって、お互い譲らなかった。


 その結果が、……これな訳で……。


 背中に感じる温度に、俺は必死で頭の中をからっぽにしようとする。


 ……しかし、美咲ちゃんが身動きするたびに意識がそこに行ってしまって、全て無駄になる。


 寝ようにも、落ち着かない気持ちが邪魔をする。


 もう、ソファに移動しようかな……。


「……美咲ちゃん。」


 一応寝たかの確認で、声をかけてみる。


「……」


 返事が返ってこないのを確認してから、俺はベッドから抜け出した。