俺、共犯者と秘密共有中。

 日曜日の朝は、生憎の雨だった。


 外の煩いくらいの雨音に目が覚めて、暗い室内と同じくらい、俺の気持ちは沈んだ。


 今日が美咲ちゃんとの関係の最終日だ。



 ……あの後、美咲ちゃんは不自然なくらいに平生と変わらない態度で、俺も疲れて考えることをやめた。


 昨日も俺の家で適当に過ごして、……得意ではないという料理を作ってもらって、……。


 どれだけ、思ったことだろう。


 あの人、……俺のものに、ならないかなって。


 1週間過ごしてみて、彼女が好きだという気持ちは弱まるどころか、強く、濃く色づいていった。


 自分でも、怖くなるくらい。


 もう、これ以上好きになりたくないと思っても、ブレーキが効かないところまでいってしまっていることに、俺は気付いている。


 嘘をついてしまった。


 納得のいく終わり方なんて、ない。


 多分、……いや、絶対。


 この1週間が終わっても、俺は美咲ちゃんを諦めることはできないだろう。


 苦しい、胸が張り裂けそうなくらいに痛い。


 それでも俺の目は、彼女を追って、また作り笑いの日々が、始まるのだろう。


 時刻を見れば、昼前だった。


 昨日は夜遅くまで、DVDを見ていたせいで、まだ少し身体が気だるくて、眠たい。


 だけどそろそろ約束の時間が来るということで、俺は身体を起こし、部屋の片付けを始めた。


 美咲ちゃんがこの部屋に来るのは、……今日がもう最後になるかもしれない。