そして次々にみんな眠ってしまい、最後は俺と美咲ちゃんだけになってしまった。
そのあとしばらく美咲ちゃんと他愛もない話をしている間に、俺はついつい2本目の缶を開けてしまい、美咲ちゃんがお手洗いに立っている間に眠気に襲われ、机に突っ伏して寝てしまった。
しかしすぐに、何処か遠くで扉の音が聞こえて、眠りの浅かった俺はハッと身体を起こす。
明かりのついたままの部屋は、俺が眠る前とほとんど変わり映えなかったが、先ほどまであったはずの姿がない。
それに、聞こえた扉の音……。
静かな部屋には、新たにアパートの鉄製の階段をゆっくりと降りて行く足音が聞こえてきた。
それはとすん、とすん、とひとつひとつ遠く離れてゆく。
ふいに、目に入ったのは壁掛けカレンダーだった。
今日は、水曜日……。
すぐにスマートフォンの画面をチェックすると、時刻は23時になったばかりだった。
そこで、脳裏に月曜日の聖也の言葉が浮かんだ。
――『美咲もさ、せっかく1周年記念日なのに、ひどいよな。』
――『1周年記念日なのに。』
……もしかして。
俺は、慌てて部屋を飛び出していた。
美咲ちゃんを追いかけて、俺には止める権利も何にもないことも、忘れて。
そのあとしばらく美咲ちゃんと他愛もない話をしている間に、俺はついつい2本目の缶を開けてしまい、美咲ちゃんがお手洗いに立っている間に眠気に襲われ、机に突っ伏して寝てしまった。
しかしすぐに、何処か遠くで扉の音が聞こえて、眠りの浅かった俺はハッと身体を起こす。
明かりのついたままの部屋は、俺が眠る前とほとんど変わり映えなかったが、先ほどまであったはずの姿がない。
それに、聞こえた扉の音……。
静かな部屋には、新たにアパートの鉄製の階段をゆっくりと降りて行く足音が聞こえてきた。
それはとすん、とすん、とひとつひとつ遠く離れてゆく。
ふいに、目に入ったのは壁掛けカレンダーだった。
今日は、水曜日……。
すぐにスマートフォンの画面をチェックすると、時刻は23時になったばかりだった。
そこで、脳裏に月曜日の聖也の言葉が浮かんだ。
――『美咲もさ、せっかく1周年記念日なのに、ひどいよな。』
――『1周年記念日なのに。』
……もしかして。
俺は、慌てて部屋を飛び出していた。
美咲ちゃんを追いかけて、俺には止める権利も何にもないことも、忘れて。

