俺、共犯者と秘密共有中。

「ごめん純平くん、……わたしって結構、押しに弱くて……。」


 結局美咲ちゃんは、先輩にしつこく誘われてオッケーしてしまっていたらしく、俺も付き合うことになった。


 先輩、俺、美咲ちゃんと、更に3人ほど人が集まって、計6人でコンビニでお酒を買い、先輩の家で飲むことになった。


 俺はもう、……チューハイ1本くらいにしておこう……。



 そう心に決めて、先輩の家に向かった。



「ねえねえ、ふたりってさ、ほんとうに何にもなかったの?」


 ほぼ空に近い缶を揺らしながら、ほんのり頬を赤く染めて、先輩が言う。


「……しつこいですよ。ほんとに何にもないですってば。」


 俺は少しむっとした顔で返し、熱くなった喉に更にチューハイを流し込んだ。


 1本も飲み干せていないのに、こんなにも熱くなる俺は、やっぱりお酒に弱いらしい。


「ねぇ美咲ちゃーん……。」


 俺の強情さに諦めたのか、新しい缶を開けながら、先輩は美咲ちゃんに話を振った。


 美咲ちゃんは呆れからか、ただ苦笑いを返すだけだった。


 しばらくそれを繰り返してから、先輩は少し眠そうに、目をしょぼつかせる。


 そろそろ、……落ちるな。


 先輩はやがて瞼を伏せたまま、深い寝息を立て始めた。