俺、共犯者と秘密共有中。

「えっ、そんなの絶対ダメ!こっちにしよ?」

「えー、それこそ絶対やだよ!俺、感動系とか眠くなるし!」


 俺は赤黒いホラー映画のパッケージを、美咲ちゃんはまるで真反対の、子犬が花に囲まれたような写真のパッケージを
掲げる。


 俺の言葉に、美咲ちゃんはほっぺたを膨らませた。


「眠くなるって、純平くん冷酷!」

「……だって真剣に観てたら、辛くなるし。」

「……」


 ……結局俺たちが選んだのは、笑って泣ける、とポップに書かれていた、コメディ映画だった。


 それならもう前向きなものにしよう、という美咲ちゃんの提案だった。


 何か買っていこう、とコンビニにも寄ってから、俺の家に向かった。