俺、共犯者と秘密共有中。

***


 そうして俺も朱音も、変えられない状況に苦しみながら戦ってきた。


 お互い似た者同士だということで、心強くもあった。


 だから今まで、頑張ってこれたっていうのも、……あるんだけ、ど……。


 美咲ちゃんが、窓から射し込む光の眩しさに、寝心地が悪そうに顔を顰めた。


 俺は美咲ちゃんが動くたびに、びく、と肩を震わせる。


 美咲ちゃんも、……酔ってしまっていて覚えてないんだろうか。


 どうしよう、もし起きたら、……土下座して謝って、それで、……なかったことに……。


 考えて、考えて、泣きそうになっていると、目の前で美咲ちゃんが、ん、と声をあげ、長い睫毛が持ち上がって、綺麗な瞳と目が合った。


 俺は慌てて、正座をする。


 とりあえず彼女がどんな反応をするのかと見つめていると、美咲ちゃんはこの状況に戸惑いや驚きなどは見せず、肩で止まっていた布団を口元まで引っ張り上げた。


「いつから、見てた……?」


 そして彼女はそう、照れ臭そうに笑う。


 かわい、……じゃなくて。


 予想を大きく超える反応に、こっちが戸惑いを隠せない。


「え、あ、……さっき……?」

「……もう。」

「……」


 とりあえずこれは、自分が作り出した妄想の世界なんじゃないかと思って、俺は思い切り、自分の頬をつねった。


 ものすごく痛かった。