僕の心を奪ったのは男だった幼馴染でした



だって目の前に居るのは幼馴染の優こと柚月。元は男だ
もちろん男なんて恋愛対象に入らない
入るわけがない。気持ち悪い




でもこの気持ちはよく分からなかった






これがもし、恋だとしたら。
僕はどうなってしまうのだろうか。




「……き……ねぇ!椿!」





「ん?!」



突然名前を呼ばれ我にかえる




どうやら優は僕の事をずっと呼んでいたらしい




心配そうに覗き込んでいた優だったが、その自然すぎる上目遣いにドキッとし目を逸らす