あはは、と笑いながら、つぎ三倉くんに聞かれた時に恥をかかないよう、授業を聞いた。
おかげで、そのあと何回か聞かれたことに自分なりに答えることができた。
やっぱり授業はちゃんと聞かなきゃな…。
授業が終わり、ふぅ、と一息つく。
「平井、悪いんだけど、さっき書けなかったとこ、ノート見してもらっていい?」
「うん、いーよー」
さっき書けなかったとことは、先生の授業の進み具合が早くて三倉くんがノートを取れなかったところだ。
あたふたしているのを見て、つい笑ってしまった。
ひまだなぁ、と思いつつ、窓の外を見ていた。窓際の席の特権だ。
あ、山内さんだ…。
お花に水をあげていた。
暇してんなぁ。
あ、女の子が来た。
ベタベタ触ってる…ずるい…
よし、私も行こ!
ガタっと席を立った。
