「……話って何?」
ブランコをギーコギーコさせたまま、彼は尋ねた。
ドキンドキンと、心臓がうるさい。緊張する。
「…あの、昨日はごめんなさい」
「え?」
「私、中山くんにひどいこと言った。中山くんはちゃんと話そうとしてくれてたのに、聞かなかった」
「…いやいや!」
中山くんが大きな声を出した。
「…俺が、悪かったんだよ…。俺がはっきりしなかったから、瑠璃子もまやも傷つけることになって…。」
「……でも、あのやり方はひどいよ」
「…ごめん」
「………まやちゃんと付き合ったの?」
これが一番緊張する質問だった。
さっきより鼓動が早い。
中山くんは、白い歯を見せて笑った。
「付き合ってない」
