翌朝、私は中山くんを学校近くの公園に呼び出した。 彼は、わかったとだけ文面に残した。 私が公園に行くと、もう彼はいた。 ブランコをギーコギーコやりながら、空を見上げていた。 「おはよ」 「…おはよ」 ぎこちない挨拶を交わし、私は隣のブランコに腰掛けた。