秘密(仮タイトル)




その日の夜…。






『なるほど、そんなことが…』


「なんか、ね、自分でも分からなくなっちゃって。まやちゃんのことが好きっていうのは、別に構わないの。個人の問題だし…でも…」


『ていうか、まず、好きな人が2人いるっていうのもおかしい話よね?あの中山くんだし…女の子は、みんな落ちちゃうような性格してるもの。』


「表向きはね、たしかにモテる性格してるよ。でもあれはほんとの中山じゃないもん」


『好きな子に対して性格悪くなっちゃうなんて、意外と子どもなんだね』


「え?」





電話口で紗羅が、くすっと笑った。