翌日。

今までで一番嫌な朝だった。




学校に行きたくない。
あいつに会いたくない。
山内さんと合わせる顔が無い。
なぜか紗羅と合わせる顔も無かった。













「瑠璃子(るりこ)、起きてるのー?」




いつものママの声が聞こえ、ふぁーいと返事をした。
起きてはいる。起きてはいるが起き上がれない。
















5分後、私は学校へ行く決意を固めた。


5分間、昨日あったことを思い返していた。昨日の出来事から、今日休んでしまったら、なんかあいつに負ける気がする。



ちゃんとあいつと話つけたい。
あんなことされて、黙ってらんない!