リバーシ

いつもこんな時、思っていた。



誰か、助けて。



でも、いつも1人だった。



だから、一人暮らしには広すぎる一軒家で一人で泣いていたんだ。




今日も同じように、一人で。





いつの間にか家についていた。




こんな無様な姿、他の人に見せたくないので急いで家の中に入ろうとする。




すると、ふわっと後ろから柔軟剤のような優しい匂いがした。




肩に重みがくる。




どうやら、誰かに後ろから抱き締められているようだ。




いや、誰か、じゃなくて私は期待している。




私がついさっき突き放したたった一人の幼馴染じゃないか、と。




後ろをなんとか振り返ろうと試みているとぐいっと肩が掴まれ後ろ向きにされる。






すると、そこにはフードはしてるけどサングラスとマスクを取ったレオがいた。







「やっぱり、泣いてた。」