リバーシ

私が無理やり手を振りほどいて歩き出そうとするともう一度ガシッと掴まれた。




「なんですか?ニセモノさん。」



「俺。」





よく、言えたなぁ。





「だいせいかーい、君を本物だと認めよう。で、なに?要件は?」




「本当にあの時はごめ「やめて、別に責めてないから。それに、謝ったら何かが変わるわけではない。過去には戻れない、過去は変えられない。」







「っ!」




さっきまでと打って変わってあまりにも冷たい声に驚き息を詰まらせる阿達レオン。






「謝罪ごときじゃあなたと私の亀裂は戻らない、そして私は戻そうとも思っていない。だから、いいの。もう謝らなくて。」