リバーシ

彼に悪いところなんて何もない。


彼だって所詮、人間だもの。


そう思って生きていかないと駄目になりそうだった。



そして、自分も人間であることを思い出した。



自分が醜く見えた。




でも、罪のない傷つき過ぎたこの体をこれ以上痛めつける気にはなれなかった。


だから、生きてみようと思った。




この私の人生はまるですごろくゲームだ。


私がプレイヤー、駒はこの体。


スタートは生まれた瞬間

ゴールは死


これまでの人生は悪いマスにあたりすぎていろんなものを失った。


その代わりずっとゴールの近くにいた。