リバーシ

そう言うと、ビクッと体を震わせこちらを向く。





「ぼくのおとうさんとおかあさんはね、いないんだ。」






馬鹿な私はその時レオがなにを言ってるのかわからなかった。






「いない?」





「うん、しんじゃったの。くるまにひかれて。」






悲しそうな顔をしてレオンはそう言った。






まるで、泣いているようで。




その時のレオンは涙こそ見せていなかったけど泣いていて。



咄嗟に私は、


「レオ、泣かないで。」





と言っていた。




レオはビックリしたようで、




「ほら、ぼくないてないよ。だいじょうぶだよ。」




と無理矢理笑って見せた。