リバーシ

そこにいつものように行くと




ヒック、ヒック、と誰かのすすり泣く声が聞こえた。






最初は身構えたけどゆっくり近づいてみると同じくらいの男の子だってわかって駆け寄った。






「どーしたの?」






「ヒック、だ、だれ?」





「わたしはルー、あなたは?」






私は母親にその時、ルーと呼ばれていた為とっさにルーと答えた。






「ぼっ、ぼくはレオンっ。」





「レオ?どうしたの?」





ンという発音が聞き取りずらくて私はレオと呼んでいた。





「おかあさんとっ、おとうさんがいなくて、ヒック、ひとりぼっちで…ヒック」






この時はレオっていう子は迷子なのかなと思った。






だから、




「わかった。おうちまでつれてってあげる。おうちはどんなところにあるの?」




と言った。