と、最初はみんなが認めるラブラブカップルだったんだけど…


今では…


『かなめ!かえろー?』


「は?なんでお前と帰るしかないの。」


『え…だって…』


「勝手に彼女面しないでくれる?迷惑だから。」


『え?私達付き合ってるんじゃ「は?!何言ってんの、お前なんかなんでもないから。」


え…私の思い込み…?


だめだ、ないちゃダメ。


重い女って思われちゃう…


「そーゆーことだから、帰るわ。」


『え?あ、うん!またね!』


ガタン…出ていっちゃった…私…彼女じゃなかった?…


涙が止まらない…


『ふっ…うぇーーーーん…』


誰もいない教室で泣き叫んだ。


涙が枯れるまで…


でも要が戻ってくることはなかった。


『帰らなきゃ…』


バッグをもって急いで学校から出た。