次の日、学校へ行くと下駄箱のところで早希に会った
「おはよー」
「おはよ!」
まだ使い慣れない下駄箱
自分の名前を探してしまう
教室までの短い道のりを早希とゆっくり歩く
教室に入ったら、そこは昨日の緊張感とはうってかわってにぎやかだった
早希の席はまだ名前も覚えてない男子に陣取られていた
さすがに男子の輪に割って入っていく勇気はなく、しかたなく私の席のほうでおしゃべり
すると、
「ねーねー!」
ふいに聞こえた馴染みのない声
振り返ると声の主はとっても小柄な女の子だった
くりくりとした目がかわいい子
「ねー。ナニ小?」
その子が言う
「南小だよ。」
早希が答えた
「そうなんだぁ、うちらは西小。」
その子が一緒に横にいる子の顔をちらっと見ながら言う
「よろしく! 中井えりな!…です!」
と、横の子
「保坂栞です!」
と、最初に声をかけてきた子
「「よろしく!」」
私と早希の声がかぶる
「私、松井蘭!」
「うちは、篠田早希!」
二人は私の中学での友達第1号となった


