先生の部屋のまえにたどり着いた時

母の涙混じりの声がきこえた

「先生?うちの娘は舞花は本当に半年しかいきることはできないんですか?」

「 白石さん... お気の毒ですが私たちにはもうなすすべがないんです

せめてでも舞花ちゃんに残りの半年、病院のそとのせかいで生きさせてあげましょう」

「舞花が死ぬなんて、そんな....」

「娘さんには余命のことは話さない方がいいかもしれませんね
話したら外の世界への希望もなくなってしまうでしょう」