『アレクが好き。
ずっと好きだったの。
エマよりも好きな自信があるわ。

触れられる度にドキドキして
アレクを想うと苦しくて
笑顔を見ると嬉しくて。
いつだって私の頭の中は
アレクでいっぱいだった。


本当はお兄ちゃんじゃなくて
恋人になってほしかったのよ。

アレク
ごめんなさい。
妹でいられなくてごめんなさい。

大好き。ずっと大好きよ。』


この手紙が
アレクに渡ることは一生なかった。