「本当の自分をわかってくれたから好き、なら 結菜ちゃんは俺のことも好きってことになるね?」 ーーー瀬良君を、好き? 呆気にとられていると 瀬良君の顔が徐々に近づいてくる。 思わずギュッと目をつぶる。 「………なーんて。」 こつん、とおでこをぶつけられた。