「あ、僕次体育なんだった。
またね、結菜ちゃん。」

「…待った!」

とっさにブレザーのすそを掴んで瀬良君を呼び止めた。

「……コーヒーありがとう。」

むかつくし嫌いだけど
瀬良君がくれたミルクコーヒーは
朝の死にたい気持ちを
少しだけ和らげてくれた。