「そう、寂しいだろ〜。」 「先生の方が寂しいんでしょ〜。」 「…ま、初めての学校がここだしなあ。6年も務めてれば色々思い出もあるし、それなりに寂しいな。」 「6年………。」 ふと、美緒さんのことが頭をよぎった。 「ねえ、じゃあさ、先生何か知ってるかな?ここで自殺したーーー」 ガラッ!!! 美緒さんのこと、と言おうとした途端、勢いよくドアが開いた。