「そっかぁ。今日は図書室いるのぉ?」 「いや…今日は僕の当番じゃないんだ。 明日はいるよ。」 「じゃあ明日行くね! 本当に探し物手伝わなくていいの? もう学校閉まっちゃうよ?」 「うん、そんな大したものじゃないから。」 手伝ってもらう訳にはいかない。 なんたって探し物は屋上の鍵。 生徒が持っているはずのないもの。 "あいつ"からの 最後の、最悪の、プレゼント。