「ごめん、ちょっとからかいたくなっちゃって。」 そう言って瀬良君は いたずらっ子のような笑みを浮かべた。 「…いつもこんなこと、するの?」 「そんなわけないじゃん。部屋に女の子入れたのだって 美緒と結菜ちゃんしかいないよ。 他の子に、こんなことしない。」 それは なんだか"特別"だって言われてるような気分になった。