「諦めて期末頑張んなよ。」

「ア、アヤは数学、どうだったのよ!」


「89。」




う、裏切り者め!
バドも出来て勉強も出来て、可愛い。


ねぇ、神様。そんなことが許されていいの⁉︎



「でも、確かー…期末テスト前の週末、大会じゃなかったけ?」


「あ……」

「今から勉強始めた方がいいかもよ?」


キンコーンカンコーン


「あ、予鈴。ばいばーい。」



アヤはヒラヒラ手を振って自分の席に戻って行く。