そんなことはおかまいなしに豊野は言った。

「そうだったんだ…まぁ、私って変だよね…」

意外だった。

自分が変人だと自覚していたとは…

「私のこと話してあげるよ…全部」

全部?

じゃあ、精霊の森以外のことも…

不思議な期待を抱いていた。