豊野美宇…

まず、あいつの謎を解き明かすには家を知る必要があると考えた。

だから、2度目の尾行をした。


学校が終わって、豊野を待った。

あいつはなぜだか図書室に行って、1時間くらい、意外と長居されて少し困った。

あいつを騙すために、嫌いな本を読み続けなければいけないからだ。

そんな時間を耐えた後には楽しい時間が待っていた。

豊野は学校を出て、帰り道を歩き始めたのだ。

正直、尾行するのが大好きだ。