豊野さんはどこ?

進む

進む

進む


豊野は歩き続けた。

こいつは慣れているのか、軽々と登るが、私は疲労の限界が近づいていた。

「…休みたいんだけど…はぁはぁ…」

と私が言うと

「知りたくないの?」

と豊野は私を揺する。

本当に卑怯なやつだ。