彼女の部屋には彼女と男が1人。

2人ともベッドに座っていた。

だが、背中合わせで。

そのとき、男が口を開いた。

「なぁ…美宇…」

「なによ?」

彼女は少しイラついたように返答した。

「お前…なにがしたいんだよ…」

「はぁ?」

彼女は急に男の目の前に立った。

「お前は誰のおかげで生きられてると思ってんだよっ!?てめぇのせいでこうなってんだろうが!?」