豊野さんはどこ?

「えっ…と…」

何も考えずに言ったからどうすればいいのかわからなくなった。

「じゃあ、私に付き合ってくれない?本屋に行こうと思ってたから。」

意外だった。

豊野から言ってくるなんて。

でも、これから話すチャンスを得たのは事実だ。

「じゃあ、放課後に。」

「うん。古見川さん。」













彼女は不気味に笑った。