好きやねん

「本当、人多いなぁ…」

教室を見回しながら、色々考えてると
隣の人が視界に入った。

(こんなに人おって、誰とも話とらんなんて…)

珍しいなぁ なんて思いながら
じーっとみてると

「…なんかようですか?」

じーっとみてた隣の目と目が合って
話しかけられてしまった

「い、いや…なんでもないです…」

うちはとっさに目をそらして答えた

「そ、ならいいけど…」

そういうとまた読んでいた本へと
目を戻した。