好きやねん

お昼休みのこと。

うちは藍ちゃんと大木くんと矢野とで
お昼を食べていた。

「うち、飲み物買ってくるわぁー!」

4人にそういって、
うちは教室をでた。

「それにしても本当に藍ちゃんと
大木くんは仲ええやなぁ…」

そういえば、
二人の話に切り替わってくれたおかげで
うちの話はしなくて済んでたなぁ…

「恥ずかしかったで、
ホンマ助かったわぁ…」

ほっと胸を撫で下ろした。

その時、

「なんか声が聞こえる?」

ある教室の前を通り過ぎたとき、
中から声が聞こえた気がした。

「誰かおるんやろか?」

明らかに人気のない、教室。

そーっとドアに手を伸ばしかけた。