桃の姫〜最強姫の愛した族〜

『理由はわかったけど、それは放課後でもいけたんじゃ…』


「放課後はあいつらがいるからな。学校にいる間は学年が違うから会わねぇし」


うん、嘘はついてねぇ。


学年が違うのも、会わねぇのも本当だ。


あいつは倉庫にいたり、空き教室にいたりだからな。


教室から出なければ、会う確率も減る。


『ふーん。まっ、いいや。で、本題に入るけどさ』


いいのかよ。


つぅか、やっと本題かよ…。


『…轟の情報が入った』


「轟のっ?」


『ああ。本当は倉庫に来て欲しいんだけど…』


そんなの考えなくても答えは1つ。


「すぐに向かう!悠里は情報を整理しといてくれ」


『わかった。…気をつけて』


プツッと切れた携帯からは、プープーと機械音がする。


俺も早く向かわねぇと。