「高2の順位!上から見ていってみ!」


高2の順位?


上から…あ、龍哉の名前発見。


へぇ…龍哉って頭いいんだ。


首席取るってなかなかすごいんだな。


どんどん下へと視線をずらしていく。


…ん?あれこの名前ってまさか…。


12位のところに書かれている佐々木光汰という名前。


え、まじで?


その意味も込めて光汰をじっと見つめる。


ニヤニヤ笑ってるところを見ると、本当だってことがわかる。


「頭良かったんだな…」


「やろ?!すごいやろ!」


人は見かけによらずってことか。


「すごいな」


「やろ!俺はな、チャラいからと言ってそこまでに見られたくないんや」


光汰…?


いきなりさっきの勢いがなくなった?


チャラいってことで何かあったのか?


「白龍はすごいんや。みんなも憧れるくらいに。龍哉も麗も玲也も頭がいい」


確かに双子は学年1位と2位を争うくらい頭が良かったな。


龍哉も…これだしな。