「今度遊びに行くから。それで今日は勘弁な?」


そう言うと、光汰は顔を綻ばせた。


うん、こういうのもいいな。


何か純粋って感じ。


「おう!絶対やで!」


「ああ。約束だ」


「じゃあ、指切りな!」


指切りって、何歳なんだよ。


まぁ、それで笑顔になるならいっか。


光汰の笑顔ってなんか好きなんだよね~。


…って、私何言ってるの!?


笑顔が好きとか!!


…まぁ、あんな純粋な笑顔されたら誰だってそう思うよ。


特に私の周りは純粋がかけているからなー。


あ、もちろん黒狼は別で。


「ん、約束かんりょーや!いつでも倉庫に遊びにきぃや!」


「おう、また行かせてもらうよ」


そう言うと、にっこりと笑う光汰。


それにつられて笑う私と龍哉達。


てか、なんだろう…。


このほわわんとした空気は。


まっ、たまにはいいかな。