「そうなんや!じゃあ、また遊べるんやな!」


そんなに喜んでもらえると、すごく嬉しいな。


私を必要としてくれてるってわかるし。


その期待に答えるように笑顔で返事をする。


「うん、よろしくね」


「任せときぃ!」


私は若頭で総長だけど、本当は何も出来ないただの高校生。


それでも頑張るのは、みんなの笑顔を守るため。


大切で心優しい私の仲間たち。


新たに加わった白龍という名前の仲間。


そして私の…大好きな人。


「亜柚菜さん!今からお祝いパーティーしますよー!」


「お姉ちゃん早く!」


「すぐ行くから待ってー!」


最強姫に愛される2つの族、〝黒狼〟と〝白龍〟。


桃姫として、若頭として。


最強姫は愛するものたちを守るため、そのピンク色のキレイな髪をなびかせながら戦うだろう。





「仲間に手を出してみなさい。この私が直々に地獄へと送ってあげるわ」