桃の姫〜最強姫の愛した族〜

「ユズ、眉間にしわ寄ってる」


「誰のせい?!」


天然にも程があるよ!?


「俺のせい。だけどさ、いつかはバレることだよ。それが今か後かってだけで」


「そうですよ〜!後から他人から聞くより、私たちの口から聞く方が絶対にいいですし!」


「ユズの言うこともわかるよ。轟のこと…でしょ?」


普段はほわわーんとしてる2人だけど、2人は2人なりに考えてくれてる。


総長として、仲間として、幼なじみとして2人を信じなくてどうする!


「それなら安心して」


「そうですよ!不安になることはないです!」


…笑顔でそう言われると何か怖いな。


一体何をする気なの?


そんなことを思っていると、笑顔の2人は恐ろしいことを言い出した。




「轟の記憶をぶっ飛ばせばいいから」
「轟の記憶をぶっ飛ばせばいいんですよ!」




その2人の言葉に、さっきよりも静かになってしまった。


この空気どうするつもりよ。


そして本人たちがいる前で堂々と言うのやめようか?!