桃の姫〜最強姫の愛した族〜

「…光汰さん、さっきから何やってるんですか?」


「玲也」


あれ?


キョロキョロと周りを見渡す。


「麗はどうしたんや?いつも一緒やのに」


玲也が1人とか珍しいこともあるんやな。


いつも麗がくっついとるから違和感があるんやけど…。


「麗は家です。ちょっとばかり拗ねてまして」


「は?なんで?」


「いろいろありまして」


ふーん、〝いろいろ〟ね。


こいつらも何かを隠してるんやろうけど、今はどうだっていいんや。


2人が俺らの仲間に変わりはないんやから。


それならゆー君は…?


〝友達〟にはなったけど、〝仲間〟になったわけやない。


ゆー君のことは全部知りたいって思う。


だけど、未だに迷うんや。


ゆー君が必死に隠してることを調べて知って。


それでもゆー君はまだ俺と仲良ぉしてくれんのか?