桃の姫〜最強姫の愛した族〜

「はぁ…もういい。桃姫、続けろ」


「あ、うん。えっと、…本当の仲間がいて心も強くはなったよ。隙もない」


私が攻撃を出来ないくらい。


だけどね、強くても弱点はあるものなんだよね。


「あなたは…仲間を気にしすぎてる。あなたと私が戦ってる最中に、あの子たちが誰かに襲われるとでも思ってるの?」


…何も言わないってことは図星か。


はぁ…何が龍哉をこんなにしたのだろうか。


真っすぐの道ではなく、斜めへと行ってるではないか。


「暴狼、いや、リュウ。あなたはここにいるコタとレイヤ、レイが弱いって思ってるの?」


「そんな事は思ってねぇ!!」


「でもね、今の戦いを見てるとそう思うよ」


悔しそうに拳をつくる龍哉はきっと心でいろんなことを考えているんだろう。


本当はこんなこと私らしくもないだろうけど…。


このままにしていると危ういから。


それに、今ならまだ道を正せる。