桃の姫〜最強姫の愛した族〜

「で、どうするの?もう終わる?そうしてくれると有難いんだけど」


「まだ決着ついてねぇのに終わるわけねぇだろ」


ですよね。


少しは予想してたけどさ?


予想を裏切ってくれないとー。


はぁ…もうこうなったら次の1発で終わらせよう。


実力はもうわかったし、ここにこれ以上いる意味ないしね。


「…そこの3人、下がってないと巻き込まれるわよ」


「「え?」」


「…光汰さん、下がりましょう。龍哉さん、受け身だけでもしてください」


驚く光汰と龍哉に、テキパキと伝えるその姿はどっちが年上かわからなくするもので。


さすがあの雪美の幼なじみというべきか。


「おい、玲也。今のはどういう意味だ?」


「僕が調べ、噂で聞いたことが本当なら、受け身を取らないとケガだけじゃ済まないということです」


…嘘だね。


それ、家で見てきたから知ってること。


でもそうとは言えないからの嘘。


玲也は姉思いの優しい子で私は嬉しいよっ。