「俺、ひとみのこと傷つけてたんだな。ごめん。」 あたしの頭をそっと撫でて、謝るあなた。 「…寒くない?」 あなたはあたしの隣に座り、あたしの手を優しく握る。 「…寒くない…」 「嘘。手、冷たいよ。」 「仕方ないじゃん…」 「うん。ごめんね。」 「…謝らないで…。」 「ごめん」 「だから、謝らないでよ」 「あ、ごめん笑」 「また、謝った…!」 「ふはっ、ごめんごめん笑」 「ふふっ、変なの」