ウィーン





自動ドアが開くと、涼しい風がふわっとあたし達の事を包んだ







「うわ~涼しいぃ~」






お店の中はやっぱり冷房効いてて涼しいな~







「ほら、ガキみたいにはしゃいでないでさっさと醤油買って帰るぞ」







「は~い♪てか、ガキじゃないもんっ!!」








確かに身長は小さいけど…




うぅ~何か悲しくなってきた…





「はぁ~今度は何?」







「だって…ガキじゃないけどあたし身長低いし…」







「お前何でそんなとこに思考が行くわけ?」






「だって~」







「この前も言った通り、お前はそれでいいの」






冬樹はそう言うと、あたしの頭をポンッと軽く叩いた







「ほら、レジ行くぞ」







「へっ、あ、うんっ」







さっきのポンッてやつ、好きだな~








って、あたしは何を考えているんだっ!!


まるで変態じゃんっ!!







「あかり、帰るぞ~」




そんなことを考えているうちに冬樹はお会計が済んでいたらしく、醤油を片手にこっちに近づいてきた







「あっ、うん!帰ろう♪」





それから家までくだらない話をしながら二人で帰った